一般社団法人あお
『志と創意工夫』
インクルーシブ保育を実現する志をもって、継続に創意工夫を加える
当法人が目指すこと
最終目標はインクルーシブ保育の実現です。
インクルーシブ保育とは、「生まれた場所や肌の色、障害や病気の有無に関わらず、全ての子どもが個々に必要な支援を受けながら同じ場で保育を受けること」と定義されています。園庭で走りまわる子ども、バギーや車いすに乗って遊びに参加する子ども、言葉をつかって意思疎通を図る子ども、視線や表情をつかって意思疎通を図る子どもなど、多様な姿が溢れ、互いの多様性を尊重・受容できる環境の整った保育施設をつくることが法人の最終目標です。
事業目的
・障害や病気を理由に、保育・療育を受けることができない子どもの数をゼロにする
・障害による支援や病気による医療ケアを必要とする子どもが保育施設を利用する際に発生する課題を地域と連携しながら解決する
障害に対する考え方
商売を営む多忙な両親に代わって傍にいてくれたのは、隣に住む身体障害のお姉さん。そのお姉さんと周囲の人たちとの歩き方やしゃべり方の違いについて母親にたずねたところ「誰ひとりとして同じ歩き方やしゃべり方をしている人はいないよ」と教えてもらいました。障害のある方が身近にいた環境と、「障害者」「健常者」と分けることのない柔軟な思考を持つ母親の影響が、物事を考え判断する際の基本となっています。
障害児保育を始めるきっかけ
どうやったら分け隔てなく支えあっていけるのか知りたくて、学び実践を継続して30年の月日が過ぎました。障害や病気があることで保育施設の利用が叶わないご家庭を目の当たりにし、「社会全体で障害や病気のことについて理解を深めてほしい」という想いから障害児保育を自ら保育の現場で実践し、保育士や教員等を対象に『子どもの内側を視て理解しコミュニケーションを図る』ことをテーマに障害児保育の教育研修を行ってきました。